NPO法人の年次報告

 NPO法人は、毎年、前年度の事業や役員等について、所轄庁に報告する義務を負っています。東北地方のとある県では、年次報告の提出率が6割程度との報道もあったようですが、市民に支えられる組織としては、少なくとも法定された義務を履行することは当然のことですが、なかなかそれができていない市民団体があるようで、こうした団体がNPOの信頼性を著しく低下させている現状を深く憂慮しています。 私もここ数日、報告書作りにいそしんでいます。なかなか法人格をとるとこうした事務作業が増加します。最近、NPO法人格はとったほうがよいのですか、といった質問をいただくことがありますが、こうした事務作業の増加を考えると、そのメリットとデメリットを比較衡量する必要があると思います。(のじま)