ついに公開審査会

今日は兵庫県の委託事業の公開審査会の日です。全部で19団体が応募し、その結果12団体への委託が決定しました。 当会もなんとか、無事、採択されました。それにしても、公開審査会というのはなかなかシビアなもので、聴衆の前でプレゼンをして、その後、みんなの前で審査結果が発表されます。つまり、いつもは協力しあっているNPO同士がライバルな訳で、しかもその場で明暗が分かれるのです。 事業の内容やプレゼンの技術にとは当然、優劣はあるものの、事業に対する思いはみんな強いわけで、合格しても、その故にほかの団体が落ちているわけで、なかなか複雑な思いを持つのです。 今回、阪神間NPOの連合体(当会は入っていませんが)も、残念ながら落選しました。かつては、先進的な事業展開を行い、阪神間NPOを引っ張ってきた有力な団体がそろっていただけに、なかなか複雑な気分です。 そういえば先日、行われた大阪NPOプラザのオープニングイベントのテーマは「協働から競争へ〓生き残るNPOの条件〓」というシビアなものでした。ミッションに従って行動するNPOといえども、そのサービスにおける顧客は存在するわけで、ミッションだけでなく、サービス(事業)の内容にしたがって淘汰されることも今後発生してくることでしょう。 今日の審査会は、なかなかシビアでしたが、この繰り返しがNPOの淘汰を促進し、成熟した市民社会の到来につながるのかも知れません。(のじま)