なぜか私が・・・

 なぜか、私が今週末に行われるフレッシャーズキャンプ(新歓キャンプ)の企画を担当している。ただでさえ、くそ忙しいこの時期に、あえてこのような暴挙を選択した自分が、あまりに愚かしい。 もっとも、新入生に対するケアは当会にとって、その根幹を担う人材の獲得の作業であり、極めて重要であることは、当会が学生主体のNPOであり続ける限りは変わらないことであろう。というわけで、担当の三浦常務理事と2人でせっせと準備作業を行う。 今年はなんだかんだで100名近い新入生が当会の事業に関心を示してくれているようで、非常にうれしい限りである。それもこれも新歓の責任者であった三浦常務理事とその他のスタッフの方々の尽力によるものと深く感謝している。 ところで、当会のあまりの盛況ぶりに他団体から「どうしたら学生が集まるのですか」と聞かれることがある。はっきり言えば、学生を安価な労働力として利用しようとしている限りは、学生は集まらないだろう。例えボランティアの学生といえども、その募集や養成、研修には結構な予算と莫大な職員の労力が必要である。ボランティアなどの研修だけでも、昨年度およそ150万円近い予算を使っているし、職員の人件費も考えれば、数百万円の予算をボランティアのために投下している。 学生が集まらないボランティア団体は、それくらいの予算を投下する覚悟があるのだろうか。ボランティアは無給ではあるが、そのためには多くの費用がかかることを知ってほしい。 もちろん、当会は学生を養成することもミッションであるから、そのような予算を支出することは当然の「業務」なのである。(のじま)