参画と協働の条例検討委員会

 実は私は兵庫県が制定しようとしている「県民の参画と協働の条例」の検討委員で、今日は朝からその会議が行われた。某神戸にある国立大学のお偉い先生方などととともに条例について意見を交わしている。私はNPOの意見を代弁するということで委員になっているのだが、この条例、甚だNPO業界からは反応が芳しくない。私も間に挟まれて、なかなか苦しい状況である。 確かに市民の自発的な働きに行政が介入することについては、大きな疑問を感じるが、市民と行政が協力して達成すべき領域があることは震災以来自明の訳で、それをあえて見過ごすこともできないではないかと思う。 巨大な権力を持つ行政と市民が対等な関係に立つためには、きっちりとした法制度の整備が必要なのではないかと私は考えている。法の機能として絶大な行政権をある程度抑制することが求められている。この条例が行政と市民が対等な関係に立つための基盤となることを願う。(のじま)