木が切り倒されていく・・・

 最近はずっと理事会の資料作り。財務とかの資料を作っていると、やっぱり元銀行員ですねとか言われるのだが、確かに楽しい。でも、今日がその締切と言うことで、楽しむ暇もなく、ただひたすら機械のようにキーボードを打つ。私の机の近くにある輪転機は常にガシャンガシャンとうなり声をあげ、その横の紙折り機はカタカタと叫び続ける。コピー機とプリンターは、ウィーンと小さな音でささやいている。事務所の傍らにはアスクルで発注したA4の紙が、段ボールごと積み上げられ、今か今かと印刷されるのを待っている。 そんな印刷屋の工場のような事務所で、私はヘッドフォンを耳につけ、ヘンデルメサイヤを音量最大で聞きながら、資料を作る。 結局、何人かの手助けを借りながら印刷は完了。ちなみに今日、消費された紙はおよそ1200枚。明日は2000枚もの紙たちが天に召される。2日間でおよそ3000枚。 木が切り倒されていく。これで地球の温度は、どれだけあがるのだろうか。(のじま)