静かな夜に
週末に当会の新入生歓迎キャンプであるフレッシャーズキャンプがおこなわれた。
私も代表になってはじめてのキャンプだったので少し緊張しながら参加していた。
このキャンプでは1日目に料理対決、カウンシルファイヤー、2日目に流しそうめん、
イベント説明会を行う。
私は、新入生の時は参加者として参加をして、
その後はずっと裏方だけしかやってこなかった。
なので12年ぶりにカウンシルファイヤーで燃え盛る炎を見ながら新入生の想いに触れながら、考えに耽ってしまった。
そしてある場面を思い出した
12年前
自分も18歳で輪を囲っていたあのころ
フレッシャーズキャンプ前に6月キャンプの企画班をしていて、7月サタプロのコアトップをすることが決まっていた。
なのである程度先輩にもかわいがってもらっていたような気がする。
自分はみんなの一歩先を歩いているような気持だった。
でもあのカウンシルファイヤーの夜
あの静かな夜に同じ同級生たちが勇気を持って、立ち上がって、自分のことを話していたあの時に、
私は勇気がなく、話すことも思いつかず、ただただみんなの話を聞いて、自分にはみんなほどの気持ちがないと気づかされた
あの夜のことをふと思い出してしまった。
ただ立ち上がる。その勇気が持てなかった
自分の気持ちを正直に話す。その勇気が持てなかった。
そんな光景をふと思い出してしまった。
今年もいろんな新入生たちが静かな炎の夜に、声を絞りながら言葉を紡いでいた。
自分の想いをうまく話せないけど話したい。
自分がやってることの仲間が欲しい。
自分のあたりまえがあたりまえじゃなかった。
みんなの話を聞いて気づかされた。
いろんな話が炎の上を飛び交っていった。
そんな仲間の話を聞きながら、いつかの私のように驚き、考えている子もいたのだろう。
私の人生を決定づけたのはもしかしたらあの夜なのかもしれない
あの夜1歩踏み出せなかった私は、あの夜仲間の話を聞いて漠然と差を感じていた私は、
その後、自分が少しできなさそうなことに挑戦しようと思った。
そのフィールドがたまたまBHには用意されていた。
自分のがんばりが想いが誰かの役に立っていることに喜びを覚えた。
なにもしてこなかった自分が作った企画に子どもたちが笑っていることがうれしかった。
今、1年生のみんなには4年間はすごく先の未来なのかもしれない。
自由な時間が多い大学生活の4年間はどの4年間よりも楽しく、学びが多く、短い。
だから、なにか自分が本気になれるところを、自分の未来に役立つ学びをしてほしいと思う。
それがBHでもなくていい。
ただ、BHのあのカウンシルファイヤーの夜がみんながなにかをはじめるきっかけになればいいと思う。
松本